シャボンの中の青い恋

シャボンの中の青い恋 Bulles
1985	CD：2001.11.7発売
	1 タム・タム Tam Tam L'Homme Prehisto
	2 雨の中のコール Elle Rit
	3 ラジオが気がかり Radio
	4 涙…そしてジュテーム Je T'Aime
	5 トスカはどこに？ Ou Est La Tosca
	6 君は君らしく Joue Moi De Toi
	7 365日の想像 365 Jours Paran
	8 シャボンの中の青い恋 Bulle De Savon
1981年に発表された本作は完全に80年代の音だ！流行のリズムマシーンを多用し、音も重厚で非常にダンサブルなサウンドに仕上がっている。後期ポルナレフの代表作ではないだろうか？最高のAOR系アルバムに仕上がっている。「タム・タム」はドナ・サマーか、フラッシュダンスか！　そう当時人気のジョルジオ・モロダーがプロデュースしたのかと思われる音作りで、とてもかっこいい。次の「雨の中のコール」はすぐ寺尾聡の「シャドー・シティ」を思い起こした。エレガントでシュールな一品。フランスではシングル・カットされた「ラジオが気がかり」はイントロを聴いた途端にドゥビー・ブラザーズの「What A Fool Believe」とロビー・ディプリーのヒット曲が頭に浮かんだ。雰囲気が似ているんだ。好きなナンバーです。さて、次の「涙・・・そしてジュテーム」・・・これは名曲ですね。ゆったりとした大人のバラードを歌年齢になったのかと思うのです。時々声を張り上げながら切々と歌うのがたまらないし、間奏のギターとコーラスは後期ビートルズを彷彿させる。そして、エンディングもかわいい。「トスカはどこに？」はこれまでも好んで使っていたヴォイス・チェンジャー部分とオペラ風に歌い上げる部分のコレボレーションがGood！「君は君らしく」・・・これまた、大好きな曲です。つぶやくように歌うポルナレフのバックで”ぶ～ん、ぶ～ん”という演奏部分がとても好きなんです。いやぁ、心地よい心地よい♪ ホントいいね、ポルナレフ君は(^^) 「365日の想像」・・・本作中、一番印象薄い曲ですが、ファルセット・ヴォイスは相変わらず美しい。「シャボンの中の青い恋」・・・これまた印象深いナンバーですよ。ひきずるように歌いまくるんだけど、聴くごとに引き込まれていってします。サウンドもテクノ酷使のゴージャスこの上ない。最高の大団円です。