羽根の生えた蛇の逆襲

羽根の生えた蛇の逆襲
LP：1984年　仏発売（日本未発売)	2001.11.7
	1 羽根の生えた蛇の追跡 La Poursuite Du Serpent A Plumes
	2 パリ・メキシコ Paris Mexiqe
	3 羽根の生えた蛇の逆襲 Generique "La Vengeance Duserpent A Plumes
	4 美女は復習する La Belle Veut Sa Revanche(Instrumental)
	5 羽根のついた蛇のダンス Danse Du Serpent A Plumes
	6 ロープ塔 Tire-Fesses
	7 調教師アルヴァロ Manege Alvaro
	8 骸骨人間 L'Homme Squelette
	9 美女は復習する（何度も何度も） La Belle Veut Sa Revanche (Encore Et Encore)
	10 ロックン・ロール・ノン・ストップ Rock'N Roll Non Stop
1984年の同名映画（日本は未公開）のサントラ盤ですが、当時LPも日本では未発売だっただけに、CD化はファンにはうれしいところです。ただ、現在よくある様々なアーティストが1曲ずつ持ち寄って作るサントラではなく、正統的なサントラですから、映画を観ていなければ面白みには欠けますよね。メイン･トラック「羽根の生えた蛇の追跡」はいい感じですよ。この曲だけでも、シングルなら購入すべきだ。このメロディーをモチーフに展開すれば、交響曲も作れるかもしれない？オリジナル・アルバム「incognito」に収録されていた「美女は復習する」のインストロメンタルは、やはり元々の楽曲がいいので、印象に残る作品に仕上がっています。再度登場する「美女は復習する」は前述収録と同じテイクだと思います。「ロープ塔」はとても短い曲ですが印象に残るメロディです。「ロックン・ロール・ノン・ストップ」はこのアルバムの中では異色のナンバーで、前半がヴギ調、中間部はディープ･パープルのジョン･ロードが弾くようなキーボードが印象的で、後半は再びヴギ調のロックンロールが登場します。アルバム30分の内、この曲だけで11分なので比重高し！オリジナル・アルバムに収録されているインストロメンタルもそうだけど、決して手抜きしないんです。よくインストロメンタルというと、歌詞が出来なかったとか、ジャム･セッションの延長が多いけど、彼の場合はきちっと曲をまとめています。