1990年代

1990年
1.29	ポールのシングル「プット・イット・ゼア」イギリスで発売。日本発売は4月25日、アメリカ発売なし。
2.28	ポール、24年振りの日本公演のため待望の来日。
3月	ポール、グラミー賞式典の場で国立レコード芸術科学アカデミーから功労賞を贈られる。
3.9	ポール、日本公演のあいまに記念植樹祭に参加。「ポールの木」を植樹する。
5.5	ヨーコ、ジョンの生誕50年を記念して「ジョン・レノン・スカラシップ・コンサート」を主催。ポールとリンゴが映像で参加する。リンゴはジェフ・リンなどをバックに「アイ・コール・ユア・ネーム」、ポールはブラジルでの「PS ラブ・ミー・ドゥ」を披露する。
6月	トラベリング・ウィルベリーズ、シングル「ノーバディズ・チャイルド」発売。これはジョージの妻オリヴィアの発案に応えてジョージがきかくしてたルーマニアの孤児救済の同名チャリティ・アルバムからのシングル。
6.28	ポール、ヲールド・ツアーのフィナーレをリバプールで行なったが、アンコールで「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー～ヘルプ～平和を我らに」のジョン・レノン・メドレーを歌う。
9月	リンゴ、アルバム「リンゴ・スター＆ヒズ・オールスター・バンド」発売。これは、ビートルズ以来24年振りに行なわれた1989年のコンサート・ツアーの最終公演となったロサンジェルス、グリーン・シアターでのライブを収録。
9.4	ポール、バディ・ホリーの人生を描いたブロードウェイ・ミュージカル「バディ」のプロモートのため、ニューヨークのローン・スター・ロードハウスでリンダやザ・クリケッツのメンバーとともにステージ出演。
10.29	「トラベリング・ウィルベリーズVol.3」発売。
10.9	ポール、シングル「バースディ」発売。（アメリカではカセット･シングルのみの発売）
10.30	ジョン、没後10年を記念してCD4枚組の「レノン」発売発表順に73曲を収録。
11.3	世界で初の本格的なジョン・レノン展、東京を皮切りに開催。
11月	ポール、ワールド・ツアーのライブ・アルバム「トリッピング・」発売。
11月	トラベリング・ウィルベリーズ、シングル「シーズ・マイ・ベイビー」発売。
12月	ポール、シングル「オール・マイ・トライアルズ」イギリスで発売。（アメリカ発売なし）
1991年
2.20	ジョン、第33回グラミー賞で特別功労賞を受賞。
3月	トラベリング・ウィルベリーズ、シングル「ウィルベリー・ツイスト」発売。
3.18	ポールのシングル「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」日本、ドイツ、オランダのみ発売。
4.3	ポールと彼のバンドがMTVの番組「アンプラグド」に出演し、数多くのクラシック、ビートルズ,ソロ・ナンバーのアコースティック版を演奏。
5月	ポール、先のTV出演時録音のアルバム「アンプラグド/公式海賊版」を発売。
6.28	ポール初のクラシック作品「リバプール・オラトリオ」の初演がリバプールのアングリカン・カセドラルで行なわれ、ポールも出席。
9月	ポールのアルバム「バック・イン・ザ・USSR」発売。これは1988年にソ連の国営レーベル”メロディア”から発売されたロックンロール・アルバムからのワールドワイド盤。
10月	ポールの初のクラシック作品「リバプール・オラトリオ」発売。これはロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー協会創立150周年を記念して制作されたポール初のクラシック大作。
11.28	ジョージ、日本公演のため25年振りに来日。翌日記者会見をする。
12.1	ジョージ、ソロで初の日本公演開始。横浜アリーナで初日を迎える。以降17日まで12回の公演を行なう。
12.6	ジョンの育ての親”ミミおばさん”死去。
1992年
4.6	ジョージ、ロイヤル・アルバ－ト・ホールで1回限りのコンサートを開く。これは自然法党を支援し、その選挙運動の資金を援助するためのものだったがジョージにとって、イギリスではビートルズ時代の1966年以来26年振り、また1987年にプリンス・トラストで2曲歌って以来5年ぶりである。そして、それ以来ジョージはコンサートを開いていない。
5.4	リンゴ、シングル「ウェイト・オブ・ザ・ワールド」発売。アメリカ発売なし。
5.18	ポール、音楽界のノーベル賞といわれるスウェーデン王立アカデミー主宰のポーラー音楽賞を受賞。
5.22	リンゴ、9年振りのアルバム「タイム・テイクス・タイム」発売。
6.2	リンゴ、長男ザックが加わった新バンドとワールド・ツアー開始。
6.14	発売25周年記念番組「メイキング・オブ・サージェント・ペパー」がイギリスで放送される。
6.30	ジョージ、日本公演を収めた2枚組みライブ・アルバム「ライブ・イン・ジャパン」発売。日本発売は7月10日。
7.6	リンゴ、リバプールでビートルズ以来27年振り、ソロで初めてのコンサート開く。
7.13	リンゴ＆オールスターバンド、モントルー・ジャズ・フェスティバルに出演。
8.26	ジョージが曲を提供した子供向けテレビ番組「バンベリーテイルズ」イギリスで放送開始。
10.5	ジョージ、ロイヤル・アルバート・ホールで行なわれたゲイリー・ムーアのコンサートを観にいき、アンコ－ルで飛び入り参加する。
10.16	ジョージ、マジソン・スクエア・ガーデンで行なわれたボブ・ディランのデビュー30周年記念コンサートに参加し、”If Not You”、Absolutely Sweet Marie”を演奏した。
12.9	ジョージ、アメリカの”ビルボード誌”より第1回センチュリー賞を受賞する。
12.11	ポール、2度目の出演となるMTVのアンプラグド・ショーのため、ニューヨークでライブを行なった。半分は新曲で、残り半分は前回のアンプラグド・ショーでやらなかった曲である。
1993年
1.18	ポールのシングル「明日への誓い」発売。
1.22	バッキンガムシャーのパインウッド・スタジオでワールド・ツアーのリハーサルを行っているポールをダイアナ妃、ウィリアム王子、ハリー王子が訪問。
1.28	ポールとリンダ、ロンドンのハミルトンズ・ギャラリーで開催されているりんだの写真展「シックスティーズ」のオープニングを祝うプライベート・パーティーに出席。
2.9	ポールのニューアルバム「オフ・ザ・グランド」発売。
2.12	ポール、「サタディ・ナイト・ライブ」に出演し、「ヘイ・ジュード」など3曲を演奏する。
2.24	ジョージ、グラミー賞の授賞式に出席。ビートルズのアルバム「サージェント・ペパーズ～」が栄誉賞を受賞。
3.5	ポールのニュー・ワールド・ツアーがオーストラリアのパースでスタートする。
4.14	ポール、アメリカのラスベガスのシルバー・ボウルを皮切りにアメリカ・ツアー開始。
4.16	ポール、ロサンジェルスのハリウッド・ボウルで行われたアース・ディ・コンサートに出演。「ヘイ・ジュード」でリンゴが飛び入り出演。
4.19	ポールのシングル「オフ・ザ・グランド」発売。
5.20	来年度から高校の世界史の教科書でビートルズが登場することになったと報じられる。また、高校の英語の教科書にはジョンの「イマジン」をテーマにした文章がとりあげられることに。
7.	ポールのシングル「カモン･ピープル」発売。
7.22	ポール、アビーロードでライブ･アルバム「ポール・イズ・ライブ」のジャケット撮影。
9.9	アビーロード･スタジオでジョージ・マーティンが出席して、「赤盤」「青盤」のCD化の記者会見。ジョージ･ハリスンも飛び入りで姿を現し世界の記者たちを驚かす。
9.20	ビートルズのベスト盤、通称「赤盤」「青盤」がCD化されて発売。
9.25	「ミュージック・ウィーク」誌、アップルがビートルズのビデオを制作中であると報道。
9.27	リンゴ＆オールスターバンドのライブ･アルバム「ライブ・フロム・モントルー」発売。
	リバプール出身の俳優ジョン・キーツ、イギリス各地でジョンに捧げるステージ「インスタント・カーマ/トリビュート・トゥ・ジョン・レノン」を上演。（12月8日まで）
11.10	ポール、日本公演のため来日
11.11	フジテレビにてリハーサル。その後、フォト・セッションとファン会見。
11.12	ポール、東京ドームで公演初日。14日、15日も東京ドーム。
11.18	ポール、福岡ドームで公演。同じく19日が日本公演最終。
1994年
1.19	ジョンの「ロック殿堂」入りが決定。受賞を祝うセレモニーでポールとヨーコが公式に再会し抱擁。ポールはこの席でジョージとリンゴとのレコーディングを正式に発表。授賞式にはジュリアン、ショーンも同席する。
1.26	1985年にカール・パーキンスデビュー30周年を記念して行なわれたスーパー・ロカビリー・セッション「ブルー・スェード・シューズ」が発売。このビデオの中でジョージは「みんないい娘」と「トゥルー・ラブ」、リンゴは「ハニー・ドント」「マッチボックス」でリード・ヴォーカルをとっている。
2.7	アメリカのオレゴン州がビートルズのアメリカ30周年を記念して、メドフォードの軍用地にあるエルドン･プレイス通りをペニーレイン通りと改名。
2.22	ポールがユースと共作したファイアーマンのアルバム「ストロベリーズ・オーシャンズ・シップス・フォレスト」が発売。
2月～3月	ポール、ジョージ、リンゴはジョンの残した「フリー・アズ・ア・バード」をビートルズの新曲としてレコーディング。
3.3	日本レコード協会が主催する「第8回日本ゴールデンディスク大賞」で、ビートルズが洋楽部門の日本ゴールﾄﾞディスク大賞に輝く。
3.11	フジテレビの番組「永久保存版：私が愛した青春100」で、ビートルズが1位を獲得。尚、2位は山口百恵、3位は中村雅俊だった。
3.19	映画「バック・ビート」日本でロードショー公開。
4.7	ジョージ、アメリカ・アリゾナ州で行われた「フェニックス・インターナショナル・レースウェイ」で、レーシング仲間に代わり、デモ走行をする。
4.23	シンシア、イギリスの「ハロー」誌で16年間の沈黙を破って手記の連載開始。
5.4	リンゴ、南フランスのカンヌで行われた1994年度世界音楽賞で2度目の司会をつとめる。
5末～	ポール、ジョージ、リンゴはロンドンのスタジオでレコーディング。
6.8	ウエスト・ロンドン周辺のベジタリアン・レストランでポール、ジョージ、リンゴの3人が夫人同伴で食事をしているところを目撃される。
6.22	ポール、ジョージ、リンゴがサセックス州のポールの自宅でレコーディング。
8.27	リンゴの義父ハリー・グレイブス死去。享年87歳
9月	映画「フォレスト・ガンプ」公開。この映画にはジョンが1971年9月9日に出演した「ディック・キャベット・ショー」の映像が使われており、映画の中でジョンは主役のトム･ハンクスから”紳士的な英国の青年”と語られている。
10.14	ジョージ・マーティンが「サージェント・ペパー～」のセッションのようすを中心に書いた著書「メイキング・オブ・サージェント・ペパー」がイギリスで出版される。
11.23	リンゴがCNNのインタビューで「ポール、ジョージとビートルズの特別番組を制作中であり、3人で新曲も作ったが、再結成はありえない」と語る。
11.30	「ライブ・アット・ザ・BBC」がイギリスで発売。日本発売は12月1日、アメリカ発売は12月6日イギリス、フランスでチャート1位を獲得、各国で軒並み上位にランクされる。
12.30	リンゴの先妻モーリーンが死去。
1995年
1.10	ジョンがソロで参加したローリング･ストーンズのTV番組「ロックンロール・サーカス」の写真集の日本版が発売。
1.28	ポールとヨーコ、家族とともにヨーコの新曲「ヒロシマ･スカイ・イズ・オールウェイズ・ブルー」のレコーディングをする。ポールのスタジオでこの日のレコーディングに参加したのは2人のほかにショーン、リンダ、ヘザー、メアリー、ステラ、ジェームス。
2月	ポール、ジョージ、リンゴはジョンの残した「リアル・ラブ」をビートルズの新曲としてレコーディング。
3.20	ビートルズのシングル「ベイビー・イッツ・ユー」がイギリスで発売。
3.23	ポール、ロンドンのセント･ジェイムス宮殿でチャリティ・コンサート（EVENING WITH PAUL McCATNEY AND FRIENDS）に出演。ポールのクラシック作品「A Leaf」他「フォー・ノー・ワン」「エリナー・リグビー」など7曲を披露。
6.12	リンゴ＆オールスターズ、3度目のワールド・ツアーで来日する。
6.14	リンゴ＆オールスターズ、盛岡でツアー初日。以後6月28日まで11回の公演を行なう。
7月	タンザニアでジョンの肖像をイラストした9種類の切手が発行される。
8.9	ポール作曲のピアノ組曲「ア・リーフ」日本盤シングルCD発売。
9.2	ロックの殿堂館の一般公開開始のオープン記念コンサートでジョン・ボンジョビとリッチー・サンボラが「イマジン」と「平和を我らに」を演奏する。
9.4	ポール、チャリティー･アルバム「ヘルプ」に参加。ポール・ウェーラー、ノエル・ギャラガーと「カム・トゥゲザー」をレコーディングする。
9.7	ポール、毎年開催しているバディ・ホリー・ウィークの20周年を記念してシェバーズ・ブッシュ・エンパイアでオールスター・コンサートを開催。
9.12	「ビートルズ・アンソロジー」発表パーティーがロンドン・テレビジョン・センターで開かれ、ドキュメンタリーの一部が初公開される。
9.21	ポール、ジョージ、リンゴ、ウエスト･ロンドンで「リアル･ラブ」のプロモーション･クリップの撮影。
10.18	イギリスのロイヤル･アルバート･ホールで開催されたポエトリー･イベントのフィナーレにポールが特別出演し、アレン・ギンズバーグの「骸骨たちのバラード」の詩の朗読にエレキ・ギターで伴奏をつける。
10.31	アップルの指示で、アルバム「ザ・ビートルズ・ライブ!!アット・ザBBC」とシングル「ベイビー・イッツ・ユー」がこの日発売停止に。
11.8	ポール、ロック界初の英国王立音楽大学特別会員になる。
11.12	ジョージ、アデレイドでのF1グランプリで優勝したデーモン・ヒルの祝賀パーティで「フリー・アズ・ア・バード」を発表。 11月20日までは、全世界のいかなる場所でも発表してはならないという協定を、世界でただひとり破る。
11.19	ドキュメンタリー「アンソロジー」アメリカABCテレビで第1回放送。「フリー・アズ・ア・バード」初公開。
11.20	アルバム「アンソロジー1」世界同時出荷開始。記者会見ではジョージ・マーティン、ジェフ・リン、ニール・アスピノールなどが出席し、「フリー・アズ・ア・バード」のプロモ・クリップとポール、ジョージ、リンゴのインタビュー・フィルムも上映される。
11.22	ドキュメンタリー「アンソロジー」アメリカで第2回放送。「リアル・ラブ」初公開される。
11.23	ドキュメンタリー「アンソロジー」アメリカで第3回放送。
	ヨーコ、「デイリーメイル」紙のインタビューで、ジョンのデモ・テープに新しい演奏とボーカルを追加するアイディアを最初に持ちかけてきたのはジョージとニール・アスピノールだったことを明らかにする。
	ジェフ・エメリックとジェフ・リンがビートルズの3曲目の新曲のレコーディングが試みられていることをあきらかにする。
12.4	シングル「フリー・アズ・ア・バード」イギリスで発売。アメリカ発売は12月5日。
12.9	アルバム「アンソロジー1」ビルボードで初登場1位、以後通算3週連続1位となる。世界各国で軒並みチャートの上位に顔をだす。
12.16	リンダ、胸部の小さなしこりを取りのぞく手術を受ける。
1996年
1.30	ポールが提唱したLIPAが正式に開校。開校式にはポールも出席。
3.18	ビートルズ「アンソロジー2」世界同時発売。
4.6	アルバム「アンソロジー2」ビルボード誌で初登場1位
4.6	シングル「リアル・ラブ」オリコンで初登場53位
4.10	ポールのライブ・ドキュメンタリー・ビデオ「ゴーイング・ホーム」「ムーヴィン・オン」が日本発売。
4.27	ジョンの「イマジン」「ビューティフル・ボーイ」などをサウンドトラックに起用した映画「陽のあたる教室」が日本公開。
5.20	リンゴが出演した宝酒造のCMのニュー・バージョンが清涼飲料水「すりおろし青りんご」の新発売にあわせ放送開始
6.7	エリザベス女王を迎えてLIPAの公式な開校式が行われる。
6.16	ジョージ・マーティンが英国音楽業界での功績をたたえられ、イギリス王室からナイトの爵位を授与される。
7.1	リンゴはウィリー・ネルソンとともに、精神分裂症患者のためのチャリティ・コンサートに出演。
7月	「フリー・アズ・ア・バード」、「リアル・ラブ」がアメリカでゴールド･シングルに認定。これまで20枚でゴールド・シングル最多アーティストだったビートルズは、この2曲で22枚になりさらに記録を更新した。
8.4	オリンピック・アトランタ大会の閉会式で、スティービー・ワンダーが「イマジン」を歌う。
9.20	リンゴが出演する「すりおろしりんご」のCMの新バージョンが、「すりおろし蜜入りりんご」の新発売にあわせて放送開始。
9.21	ポール、リバプールのフィルハーモニック・ホールで開催された「リバプール・オラトリオ」の100回目の公演に出席。
	アルバム「サージェント・ペパー～」がこれまでに425万枚を売上げ、今なおイギリスのベストセラー・アルバムの首位をキープしていると「サンディ・タイム」紙が報じる。
10.28	アルバム「アンソロジー3」イギリスで発売。
11.2	ジョージが音楽を担当した映画「ワンダーウォール」東京のシネセゾン渋谷で公開記念オールナイト。
11.16	アルバム「アンソロジー3」ビルボード誌で初登場1位。アメリカでの№1アルバムはこれで史上最多の18枚となる。
11月下旬	ジョージ、インタビューでオアシスについて聞かれ、バンドとしては評価するがボーカリストのリアムについては「浅はかでバカな男。オアシスには必要ない」と語る。
12.31	ビートルズ時代からの歌手、作曲家としての功績が評価され、ポールにナイトの爵位が叙されることが発表される。
1997年
1.5	キャバーン・クラブのオープン40周年記念で、ジョンのアルバム「ロックンロール」のジャケットをもとに作られたジョンの等身大の彫像が序幕された。
2.15	トム・ハンクスがビートルズに影響を受けて監督、脚本、出演した映画「すべてをあなたに」が日本でロードショー公開開始。
2.26	第39回グラミー賞でビートルズが27年振りに3部門で受賞。
3.5	第11回日本ゴールドディスク大賞でミュージック･ビデオ賞の洋楽部門をビデオ「ザ･ビートルズ・アンソロジー」VOL.1&2が受賞。
3.11	ロンドンのバッキンガム宮殿で叙勲式が行なわれ、ポールにナイトの爵位が授与される。式典ではポールはエリザベス女王にLIPAの近況を報告。叙勲式にはメアリー、ステラ、ジェームスの3人の子供たちが出席する。
4.11	ロンドン、ソーホー・スクエアにあるMPLのオフィス・ビルの屋上でポールが予告なしのライブを行なう。
4.15	ポールの三女ステラがフランスの有名ブランド「クロエ」のチーフ・デザイナーに就任することが決定。
4.28	リンゴ＆オールスターバンド（第4期）のアメリカン・ツアーがワシントン州シアトル、ムーア・シアターからスタート。
5.5	ポールのアルバム「フレイミング・パイ」イギリスで発売。アメリカ発売は5月27日
5.6	ポールのシングル「ザ・ワールド・トゥナイト」発売。
5.8	ジョンのシングル「スターティング・オーバー」日本で発売。
5.9	ポールの「ヤング・ボーイ」と「ザ・ワールド・トゥナイト」がテーマ曲となっている映画「ファザーズ・ディ」がアメリカで公開。
6.20	ロンドンで行なわれたノルドフ＝ロビンズ・ミュージック・セラピー・チャリティ主催のシルバー・クレフ・・アワードで、ジョンが特別賞を受賞。ヨーコが受賞式に出席する。
6.27	「TFIフライディ」にポールが生出演し「フレイミング･パイ」と「ヤング・ボーイ」を演奏。
9.12	ジョージ、元ビートルズの広報担当・デレク・テイラーの葬儀にビートルズのメンバーとして唯一参列した。
9.15	ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにてジョージ・マーティン主催の「ミュージック・フォー・モンセラット」開催。カール・パーキンス、スティング、エルトン・ジョン、エリック・クラプトンなど大物ミュージシャンが多数出演したが、コンサートの最後にポールが登場し、「イエスタディ」「ゴールデン・スランバー～ジ・エンド」「ヘイ・ジュード」「カンサス・シティ」を演奏。
10.6	ポールのビデオ「ザ・ワールド・トゥナイト」がイギリスで発売。
10.11	ビルボード誌のクラシック・チャートで｢スタンディング･ストーン」が初登場1位。以降11週連続1位。
10.14	ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで「スタンディング･ストーン」初演。
10.16	ロンドンのHMVオックスフォード・サーカス店の開店記念イベントとしてポールのサイン会が開かれる。
10.27	ジョンの新しいベスト･アルバム「レノン・レジェンド」イギリスで発売。アメリカ発売は1998年2月24日。
10月	アップル・コンピューターの広告にジョンとヨーコが登場。"Think Different"というテーマでアインシュタインやエジソン、モハメド・アリらとともに「独創性と非凡な才能で知られる有名な歴史上人物」として登場し、ベッド・インの映像が使われる。
11.17	ニューヨークのカーネギー・ホールで「スタンディング・ストーン」がアメリカ初演。
11.28	ポール、アメリカのテレビ「デビット・フロスト・ショー」に出演。
12.15	ポールのシングル「ビューティフル・ナイト」イギリスで発売。
1998年
1.19	ビートルズにも多大な影響を与え、ソロになった面々との共演も多かったカール・パーキンスが死去。享年65歳。
1.23	ジョージ、アメリカ、テネシー州ジャクソンで行なわれたカール・パーキンスの葬儀に出席、パーキンスの曲"Your Ture Love"を演奏した。
2.20	ロンドンのKDKギャラリーで、スチュアート・サトクリフの絵画と遺品を集めた展覧会「フロム・リバプール・トゥ・ハンブルグ」が開催された。（3月29日まで）
3.10	ジョージの曲を使った映画「エベレスト」のサントラ盤、アメリカで発売。主な収録曲は「オール・シングス・マスト・パス」、「ギヴ・ミー・ラブ」、「ヒア・カムズ・ザ・サン」など。
3.18	ジョージ・マーティン、最後のレコーディング・プロデュース作品「イン・マイ・ライフ」日本で発売。
3.28	日本独自の編集ベスト盤「ザ・グレーテスト/ジョン・レノン」、「ザ・グレーテスト/ポール・マッカートニー」が発売。
4.17	リンダ・マッカートニー死去。リンダは1995年後半に乳癌と診断され、手術を受けて治療を続け、経過も良好と思われていたが、この3月に癌が肝臓に転移していることがわかった。
5.12	リンゴ、ニューヨークのクラブ、ボトム・ラインに出演し、新曲を披露。約50分で11曲を演奏した。
5.16	ビートルズ・インターネット・クラブ、通称B'netが正式にオープン。
5.18	ジュリアン・レノンの7年振りのアルバム「フォトグラフ・スマイル」イギリスで発売。ショーン・レノンのデビュー・アルバム「イントゥ・ザ・サン」イギリスで発売。
5.22	マッカートニー家に寄せられた哀悼の手紙に対して、ポールと子供たちからの感謝の気持ちを表すメッセージが「ニューヨーク・タイムズ」などの新聞に全面広告として掲載された。
5.26	ジョンとヨーコが1972年2月14日～18日に出演した「マイク・ダグラス・ショー」がアメリカで発売。
6.8	リンダ・マッカートニーのための追悼礼拝がロンドンのセント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教会で行なわれ、ジョージ、リンゴも駆けつけた。6月22日にはニューヨークのリバーサイド教会でも追悼礼拝行なわれる。
6.16	リンゴのニューアルバム「ヴァーティカル・マン」発売。
6.28	イギリスの大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」によると、ジョージは昨年8月に咽頭癌の手術を受け、現在は病気を克服したことを本人が語ったとの事。
7.21	LIPAの第1回卒業式が学内のポール・マッカートニー記念講堂で行なわれ、ポールも出席した。
8.7	リンゴ＆オールスター・バンドのヨーロッパ・ツアーがヘルシンキで開幕。
8.19	リンダが制作した短編アニメーション「ワイド・プレイリー」がエジンバラ国際映画祭でプレミア公開された。
8.25	リンゴ＆オールスター・バンドがビートルズの4人の中で初のロシア公演。
9.11	ジュリアン･レノン、来日、プロモーション活動をする。
9.21	ポールの覆面プロジェクト、ファイヤーマンのアルバム「ラッシズ」がイギリスで発売。
9.26	ポールの次女メアリーがテレビ・プロデューサーのアリステア・ドナルドと結婚した。
10.7	ジョンのシングル「ラブ」が日本で発売。これは10月14日からスタートのテレビ・ドラマ「世紀末の詩（うた）」のエンディング・テーマとして使われる。合わせて「スタンド・バイ・ミー」も挿入歌として使われる。
10.9	ニューヨークのセントラル・パークにあるストロベリー・フィールズで1984年にジョンがリバプール市議会から授与された自由市民賞を記念した植樹が、ヨーコとリバプール市長、ニューヨーク副市長の手により行なわれた。
10.20	リンゴ＆オールスターズのライブ･アルバム「ストーリーテーラーズ」発売。これは5月13日に収録したテレビ番組「ストーリーテラーズ」での演奏である。
10.26	リンダのアルバム「ワイド・プレイリー」イギリスで発売。
11.3	ジョンの未発表曲、未発表テイクなどを集めた4枚組みCDボックス「ジョン・レノン・アンソロジー」発売。
11.10	リンゴ＆オールスターズのライブ・ビデオ「ストーリーテーラーズ」発売。
11.11	ステラ・マッカートニー、'99春夏コレクション発表のために来日。14日まで滞在。
12.1	ジョンとヨーコが29年前に行なった”WAR IS OVER”のビルボード・イベントがニューヨークのタイムズ・スクエアに復活し、1月1日まで掲げられる。
12.16	ポールの公認伝記本「メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」の日本版が出版された。
12.17	ポール、インターネット上のショー「マッカートニーズ・ワイド・プレイリー」に生出演。
12.25	ハリウッドのウォーク・オブ・フェイムにビートルズの星型ブロンズが復帰した。これは、1994年に1度設置されたが「設置の式典にはメンバーの出席のもとにおこなわれるべきだ」の声が上り、誰も出席しなかったので数週間後に撤去されたままであった。
1999年
1.11	ジョージがイギリスのテレビ番組”THIS IS YORE LIFE”にゲスト出演。これはモーター・レーシングのスター、デーモン・ヒルを賛えるBBC1の番組。
2.12	リンゴ＆オールスターズ（第5期）がニュージャージー州アトランティック・シティにあるタジ・マハール・カジノのマーク・エテス・アリーナで、ツアーの初日を迎えた。
3.3	ジョンのシングル「ラブ」が日本ゴーオルド・ディスク大賞で、洋楽部門のソング・オブ・ア・イヤーに輝いた。
3.9	ウィングスのアルバム「バンド・オン・ザ・ラン」の25周年記念盤が発売された。
3.16	ポール、「ロックの殿堂」入り。ニューヨークで行なわれた受賞式に出席し、「ブルー・シェイド・シューズ」、「レット・イット・ビー」などを歌う。
4.3	ポールの次女メアリーに男児が誕生。ポールはおじいちゃんになる。
4.10	ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行なわれたリンダの追悼コンサート「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア/ア・コンサート・フォー・リンダ」にポール出演。
5.1	ポールの絵画展がドイツのジーゲンでオープン
5.8	ブライアン・エプスタインのドッキュメンタリー番組”ザ・ブライアン・エプスタイン・ストーリー”がNHK教育テレビで放送された。邦題は「ビートルズを作った男/ブライアン・エプスタインはなぜ死んだのか」
5.24	ジョージ夫妻とリンゴ夫妻が、ロンドンで開かれたチェルシー・フラワー・ショーを訪れた。
6.2	ロンドンのクリスティーズで開かれたエリック・クラプトンのプライベイト・パーティーに、ジョージ夫妻が出席。出席者の中にはパティー・ボイドの姿もあった。
6.24	ジョンのアート専門に展示する「マシュー・ストリート・ギャラリー」がリバプールの元キャバーン・クラブのすぐそばにオープンした。
6.27	ミュンヘンのオリンピック・スタジアムで、コソボ難民の子供たちのためのチャリティ・コンサート「マイケル・ジャクソン＆フレンズ/ホワイト・モア・キャン・アイ・ギブ？」が行なわれ、リンゴ＆オールスター・バンドも出演した。
7.18	クラシック音楽によるリンダのためのトリビュート・コンサート「ア・ガーランド・フォー・リンダ」のワールド・プレミアがイギリスのサリー州ゴダルミングで行なわれた。コンサートの中でポールは新作”Nova”を初演
7.19	ロンドンのバービカン・センターで行なわれたラヴィ・シャンカールの公演に、ジョージ、オリビアと息子のダニー、そしてジョージの先妻パティ・ボイドが訪れた。
7.20	リバプールのカルダーストーンズ・パークに、リンダを記念した遊技場「リンダ・マッカートニー・プレイ・エリア」がオープンし、ポールもオープニング・セレモニーに出席した。
8.30	リバプールでは毎年8月最終の1週間を「インターナショナル・ビートルズ・ウィーク」として様々なイベントを開催しえいるが、今年はリミックス盤発売を記念して8月30日を「イエロー・サブマリン・ディ」として、市をあげてのお祭りとなった。
9.13	ビートルズのアルバム「イエロー・アブマリン」のニュー・リミックス盤が発売。映画のビデオも同時発売される。
9.17	「ヘイ・ブルドッグ」のビデオがアメリカABCテレビで初放映される。日本では10月1日にTBS「NEWS23」で初公開される。
9.17	アメリカの切手シリーズ「セレブレイト・ザ・センチュリー」のひとつに「イエロー・サブマリン」の潜水艦をデザインしたもんがはつばいされた。
10.5	ポールのアルバム「ラン・デビル・ラン」発売。
10.8	イギリスで「もっとも愛されている歌詞」の投票で「イマジン」が1位、「アイ・アム・ザ・ウォーラス」が4位、「イエスタディ」が6位に選出された。
10.18	ポールのクラッシック音楽の3作目、「マイ・ラブ～ワーキング・クラシカル」がイギリスで発売。
10.19	リンゴのクリスマス・アルバム「アイ・ウォナ・ビー・サンタ・クロース」発売。
10.22	ポール、ヘザー・ミルズ・ヘルス・トラストに15万ドポンド（約2550万円）を寄付する。
10.25	ポール、シングル「ノー・アザー・ベイビー」発売。
12.13	ジョンのシングル「イマジン」イギリスで再発売され、最高位3位。
12.14	ポール、リバプールのキャバーン・クラブで36年ぶりのライブを行う。ライブの模様はインターネット上でも生中継され、アクセス件数5000万、混雑により観られなかった人も多かったが、世界中で少なくとも300万人がこれを観たと推定される。演奏曲はニュー・アルバム「ラン・デビル・ラン」を中心に13曲で、ビートルズ時代の「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」も披露した。
12.30	ジョージ、自宅に不法侵入した男から刃物で刺されたが、オリビアとともに約10分間の格闘の末、この男を組み伏せる。ジョージはこの時、胸を4ヶ所刺され一つは右肺に達しており、急所をはずれたのは不幸中の幸いだったとのことである。
12.31	イギリスのミレニアム・ドームでエリザベス女王やブレア首相出席のもとに行なわれた「ザ・ドーム・ショー」で2000年1月1日0時に「愛こそはすべて」を全員で大合唱した。