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高知県は芸西地区の小高い丘の上に立つゴージャスなホテルでした。

早めに宿に到着した私たちはひと風呂浴びたあと海岸まで散歩に行きました。
夕陽が空を真っ赤に染める中を釣り人たちが釣り竿を砂地に幾本も立てて糸が引かれるのをじっと待っていました。話を聞くと”ボラ”が釣れるそうです。

夕食は土佐名物の皿鉢(さわち)料理。
刺身、すし、組物(いわゆる口取り肴)などの料理をひとかかえもある大きな皿に盛り込んだもので、特にカツオのタタキは絶品でした。

夕食場である別館を後にすると、折りよく併設されているチャペルに新郎と新婦が現われました。係りの人が「これから模擬挙式をするので参加してくれませんか?」
7月に完成したばかりなだけあり、室内はきれいでした。
自動演奏のカウベルや挙式が始まるとカーテンがあがり太平洋が一望できるなど、乙女心を刺激する仕掛けになっていました。

 

10階の部屋からは太平洋が、そして敷地内にある赤屋根のチャペルも見えます

 

シルエットに浮かぶ釣り人たち チャペル内で記念撮影

 

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