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製パン王 キム・タック」 キャスト 韓国放送:2010.6.9-9.16 KBS 全30話

視聴:2011.7〜8月   
     TV録画(正味45分)、DVD(60分)半分ずつ      
★★★★

ユン・シウン

チュウォン ユジン イ・ヨンア
キム・タック マジュン シン・ユギョン ヤン・ミスン
パルボンベーカリーの製パン職人 コソン食品後継者、タックのライバル タックの恋人、幼なじみ パルボンベーカリーの孫娘、タックに好意

ク会長の家族

チョン・グァンリョル

チョン・イナ

チョン・ヘソン

チェ・ジャヘ

チェ・ユニョン

チョン・ソンモ

ク・イルジュン ソ・インスク ホン女史 ク・ジャギョン ク・ジャリム ハン・スンジェ
コソン食品会長、タックの父 イルチュンの妻マジュンの母 イルチュンの母 イルチュン夫婦の長女 イルチュン夫婦の次女 マジュンの実父
コソン食品秘書室長

バルボン・ベーカリー関係者

チャン・ハンソン パク・サンミョン ファン・ミソン パク・ソンウン イ・ハヌイ パク・ヨンジン
バルボン先生
ヤン・インモク オ・ヨンジャ
チョ・ジング ホ・ガプス コ・ジェボク
ミスンの祖父
タックの師匠
ミスンの父
バルボンベーカリーの店長
バルボン先生の娘
ミスンの母
パルボンベーカリーの職人:風車の入墨男 パルボンベーカリーの職人 パルボンベーカリーの職人

 

チョン・ミソン キム・ジョンハク オ・ジェム シン・ドンウ チョ・ジョンウン ハ・スンリ キム・ソヒョン
キム・ミスン ドクター・ユン キム・タック
(子役)
ク・マジュン
(子役)
シン・ユギョン
(子役)
ジャギョン
(子役)
ジャリム
(子役)
タックの母
コソン家の元家政婦
チクサン保健所勤務
ク家主治医
         

 

シン・ソニ 産婦人科女医(1話) チョン・ソンエ ク会長宅の家政婦
チョン・ソンファン

 

インスクに予言する陶芸家(第1話)

キム・ユンジョン ミスンに裏口を教えてくれた看護師(第1話)

 

ミン・ビョンエ 列車でミスンの隣に座った夫人(1話) ピョン・シノ ユン先生に治療してもらった患者(1話)

 

アン・ジャンフン タックたちが覗き見したパン屋の主人(第1話) キム・ヒョナ ユギョンの母(第2話)
チョン・ヘリョン 青山でミスンが住んでいた家の大家 キム・ソンファ 青山ミスンが住んでいた家の大家の奥さん
クォン・ヨンウン ユジョンの父 カン・チョルソン タックたちを捕まえた警官
(2話)
ヨム・ジェウク ク会長宅の守衛:ミスンを足止めする(2話) コ・ジンミョン コソン食品工場長(2話)
チョ・ビョンゴン 酒屋の主人:いつもユギョンがツケで酒を買っていた
(4話)
キム・ドンヒョン 祖母を治療した医者(5話)
チェ・ユンジュン 郵便局員:ユギョンが電報送る(5、6話) ファン・ビョンウン タックを遠洋漁船の乗せようとした男(6・17話)
キム・チョルス タックと争うヤクザ(6話) シン・ジュニョン ヤクザのボス
(7・16話)
チェ・ソンヒ ジャギョンの見合相手
(8話)
ウォン・ジョネ ジャギョンの見合相手の母親
(8話)
ユ・インソク 地下道で子供の物乞いをさせている男(9話) イ・ソック チェ理事:コソンの株を売る
(9話)
チェ・ウンソク ハン室長お抱えのヤクザ
(8話他)
尋ね人19 ユギョンとぶつかり服を汚された女(9話)
ソン・インジャ 養護施設でユギョンを紹介している女性(10話) イ・グァンヨン ユギョンが金を恵み、そのお礼に帽子をくれた人(10話)
チュ・ドンヒ ユギョンに学生新聞の仲間が捕まったことを教える男(10話) コン・ジェウォン ユギョンを保安法違反で逮捕する刑事(11話)
ソン・ギョンウィ タックの火傷の治療した医師(13話) ヒョン・スッキ ユギョンが住んでいた家の大家(13話)
ソン・ソングン ナ社長:ミスンの後押しでコソン食品に投資していた人(13話) キム・グァンイン 眼科医:タックやタックの母を診察・治療する
(13、14話)
尋ね人78 秘書室のヨ・ウンジン課長
(14話〜)
尋ね人109 コソン食品・1階の受付嬢
(16話)
キム・ゴノ パルボン・ベーカリーに食材を卸している業者(16話) ヒョン・ヨンイム アーケードの露天商親子の母(16・17話)
  ナジュ:ソチャン物産の一人娘でマジュンの嫁候補として母が画策する(17・18・23・24話) イ・ヨンシル ナジュの母
(17・18・24話)
  秘書室:ナム・イル(14話〜) ソ・ジン スンジェの部下(24話他)
イ・ジョンソン コソン食品・食品開発室の職員:マジュンに発酵物探索を命じられる(19話) アン・スミン チャンさん:ミスン(タック母)の部下(19話〜)
  マジュンから毒草の入手を頼まれた男(19話) イ・ソンジュ ク会長交通事故調査中の警官(20話)
  壊れたプレーヤーの修理は無理と言う店員(20話)   ユギョンが行ったブティックの店員(20話)
尋ね人35 タックが新しいプレーヤーを購入した店の主人(20話) チェ・イルファ パク・チュンベ
パルボン先生の弟弟子で袂を分けていた(20〜24話)
イ・ナクチュン ボンパンの再審査の実行委員(22・23話) パク・ギュチョム パルボン先生を診察した医者
(22話)
イ・ジョング 製パン協会の技術顧問
(23・24話)
チ・ソングン 鉄粉がパンに混ざっていたと言いふらす男(23話)
ユ・ジェイク 陳情に訪れたインモクらを追い返す男(23話) 尋ね人129 ハン室長側についている役員のひとり(24・25話)
チェ・ミングム ク家の新しい家政婦(24話) ペク・ソンイル 事故に遭ったク会長を診察した(24話)
ユ・スンボン パク弁護士:コソン食品の顧問弁護士(24話〜) キム・テヨン コソン食品の役員(25・26話)
ハン・チュニル ユ理事:コソン食品の役員(25・26話) ユン・ガプス コソン食品の役員(25・26話)
パク・トンイル コソン食品の役員(25・26話) キム・ミンジン タックの悪口を言っている社員の一人(25話)
イ・ゴン(イ・ジフン) 秘書室 チャ・ジュニョン代理(25話〜) ミン・ジュニョン タックの悪口を言っている社員の一人(25話)
ユ・スンミン タックの悪口を言っている社員の一人(25話) メン・ホリム 青山工場の工場長
(26話〜)
ハン・チャンヒョン タック母が入院していた病院の警備要員(27話) ペク・チャミン タック母が入院していた病院の看護婦(27話)
チョン・ジョンヒョン ユギョン父を懲らしめていた工員(27話) ヨム・ジョング ユギョン父を懲らしめていた工員(27話)
キム・ホンス 工場出荷不能の責任を負うよう迫る業者(28話) イ・チョルミン ハン室長の配下のヤクザ(28話)
 
STORY
 大手製パン会社(コソン食品)のク会長には後継者の息子ができなかった。妻インスクが2女を妊娠中ク会長は使用人のキム・ミスンに手を出し身ごもるが、身の危険を感じたミスンは身を隠し息子(タック)を出産する。
一方、インスクはク会長の右腕ハン・スンジェと関係を持ち念願の男児(マジュン)を生むが、あくまでもク会長の長男として育てる。
少年になったタックは母から自分の素性に ついて明かされ、コソン家に引き取られるが、その直後、母はスンジェの手の者に追い出され行方不明になる。タックは母を探すためにコソン家を飛び出し放浪の旅へ出る。
時は過ぎ12年後、バルボンベーカリーに流れついたタックだが、そこには異母兄弟のマジュンも見習いに来ていた。
2人のパン職人としての競争、恋の行方、そして母の行方は・・・・
寸評
毎度おなじみの複雑な親子関係・・・今回はW不倫かい?それも良し、面白ければ♪

タック、マジュン、風車の男と主役たちはいつも同じ屋根の下に集まり、場所を移せば(コソン食品)、全員再集合(パン屋の従業員も含め)・・・これもお約束よ、面白ければ♪

崖から落ちたタック母・・・よくぞご無事で!しかも大金持ちになってくれちゃって!そのあたりの説明は不要!そう面白ければ♪

いつものことながら細かいディテールは置いといて、パン職人タックの真正面の生き方は好感を持って受け入れられ、初恋のユジンとの恋模様はいつもと違った展開に新鮮さを感じる方もいるのではないでしょうか?
高視聴率を獲得したのがわかる秀作だと思います。
主役3人他の簡単な批評を下に記します。

タックは人の痛みのわかる、とてもいい子で出るべき時は正々堂々闘い、引くとき潔く退く。そう、彼は2度引いてます・・・一度目はユジンとの恋模様で、彼女の心変わりに戸惑い傷つきましたが、最後は彼女の意思を尊重して、きっちり身を引きました。
今一度はコソン食品の経営の座で、長女ジャギョンに譲りました。そしてコソンから離れたのちも、危機があったとすれば、我先にと駆けつけるでありましょう!この奥ゆかしさは、ある意味日本人的で、その美意識が我々の共感を呼んだのかもしれません。

一方のマジュン、彼は複雑だ。
もし、あの雨の夜、自分の生い立ちを密かに見聞きしなければ、普通の好青年に育っていたのではないでしょうか?
彼は誰にも相談することも出来ず、その秘密を一人で抱え込んで苦しむことになりました。
母を恨み、実父を憎み、外に子を作った父の愛情に飢え、タックを憎悪することになったのです。
やり方はえげつなく許されるものではありませんでしたが、自分の運命を自身で消化しきれず、他を攻撃することに救いを求めたのでありましょう。
同じような暗い生い立ちのユジンを追ったのは、それも運命としかいいようがありません。

ユジンは貧しい生い立ちのうえ、父母に裏切られ、信じるものは自分だけになってしまったようです。タックとの愛を捨て、最初は拒否していたマジュンを受け入れたのは、それだけ重いものを背負って生きてきたからか?いや、マジュンの母=インスクとのプライドの問題が結局金色夜叉になってしまった直接の原因だったと思います。
まぁ、ラストはマジュンとの間に本当の愛が芽生えていたようですから、一応納得しました。

由緒ある家に嫁いだ場合、男児を生めないというのはとても辛いことです。日本なら歌舞伎の世界他いろいろありますよね。これ女性だけの責任じゃないのに、この誤った考え方は古来より変わらないようです。
先に浮気したのはク会長だし、インスクの苦境はわからないわけではない。
そう、夫が外に作った子供が家に上がり込んできたら、そりゃ逆上して当たり前。
うまく収めることなんか出来ませんよ。ハン室長も一度は目をつぶったのだけれど、忘れたころに母子が現れたわけだから、運命とは皮肉なものです。

それぞれ複雑な思いが絡みあうドラマですが、タックだけは真正面を向いて前に進んでいる、ということだったのではないでしょうか?

 

 
 
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