 |
| Wings 全盛時代 |
|
| リアルタイムでビートルズを体験できなかった僕にとってWingsはリアルタイムで体験できた僕の ”ビートルズ”である。 僕が洋楽に目覚めた1972年の後半からWingsはヒットチャートの常連になった。 彼らの新曲が出るのをいつも心待ちにし、期待に違わぬサウンドを聞くたびに狂喜したものだ。 時を同じくして聞くようになった湯川れい子さんの”全米TOP40”は僕をチャートマニアにもしていった。 毎週、土曜日の夜10時から3時間「今週のTOP10は？№1はどの曲か？」と一喜一憂したものだ。 以降10年間は毎週チャートをノートに書き綴りながらアメリカの音楽シーンを追い続けた。 そして、チャートマニアにとってヒット曲を創り続けるポールlこそビートルズの中心人物であり、唯一の 後継者であると思っていた。 確かに「ジョンの魂」、「イマジン」は傑作であるがリアルタイムで聞いた1972年以降のジョンは唯一「真夜中を突っ走れ」で№1を獲ったが、ヒット曲を連発するとはいえず、その後の5年間はすでに過去の音楽家として捉えていた。 ジョージ、リンゴもしかりである。2人ともそれなりにヒット曲を出してくれてたがポールのようにはいかな かった。それでもビートルズは解散してもソロで各人が活躍できることをアピールしてくれたと思う。 そんなわけでWingsはその活動期間中、№1を6曲、TOP10ヒットを 曲も出す歴史に名を残すバンド になったはずだが、Wingsが解散して20年。ポールlがWingsで残した曲はBeatlesに残した曲よりも不当 に低く評価されているのはなぜか？ 以下、考慮中。 |